Audible「よしもと芸人音声データ」(ゲスト:笑い飯・西田)感想~千鳥への思いと東野のインタビュー能力の高さ~

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Audibleで「よしもと芸人音声データvol.19、20」(笑い飯・西田の回)を聴く。NSC卒業後からM-1、baseよしもと、相方・哲夫、千鳥、麒麟、NON STYLEなど様々な対象への西田の思い、感じ方を東野幸治がしっかりと引き出していて、しかも初めて聴く話も多くて得した気持ち。西田の髪を伸ばしている理由がヘアドネーション(髪を失った人のために人毛の医療用ウィッグを無償提供する活動)であることなんて誰が気付いていただろう。

 

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とりわけ心を掻き立てられたのがかつてともにbaseよしもとを引っ張っていた千鳥への思い。西田は彼らの活躍に対して焦りを感じると語る。それはシンプルな嫉妬とも微妙に違う。「一緒に仕事したい」という希望。引き離されているけれど彼らと一緒に仕事できる位置には食らいついておかないといけないという思い。東野も言っているがマイペースに活動しているように見える西田の意外な熱さになんだかグッと来てしまった。

 

それにしても東野幸治のインタビュー能力の高さには驚かされる。東野のすごさはインタビュイーのネガティブな感情を爆笑できるところだ。活躍する千鳥に対して「これはあかん、何が何でも頑張らんと……!」と焦る西田を「アハハハ!!!」と笑ってしまえるデリカシーの無さ。かと言って、そうされて西田が嫌な気持ちになっているとは思えない。なんだか清々しいのである。思い返せば同コンテンツのリットン調査団・藤原の回でも藤原の月収の低さに爆笑していたような気がする。おそらくは余計な下心が入っていないからできることなのだと思う。東野のインタビューには「面白いことを引き出してやろう」のような打算的な考えはなく、ただ知りたい、知ってみたら面白かった、それだけが存在している。

 

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