【感想】ゴッドタン(2020/06/06)・アンガールズ田中の「勝手にお悩み先生」2/テレビ東京

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アンガールズ・田中が対象の芸能人らの本人すら気付いていない悩みを指摘して勝手に解決する企画。今回の対象者は西野未姫、紺野ぶるま、おぎやはぎ・小木。

 

共演者やスタッフ、視聴者が感じている「なんとなく」を明快に言語化する技術なのだと思う。ある時期、有吉弘行が様々な芸能人にあだ名を付けることを求められたように、「ゴッドタン」はアンガールズ・田中に勝手にお悩み先生になることを求めている。興味深く感じたのはアンガールズ・田中が語った「その本人よりも悩みを理解できる理由」に関してだ。それはチヤホヤされるキモカワキャラからクソミソに扱われるキモキャラまでを経験したからだと言う。奇しくもかつて「進め!電波少年」のユーラシア大陸横断ヒッチハイクでの人気絶頂期から仕事が減っていった絶望期を経験した有吉弘行と同じではないか。

 

それにしても芸人とはすごいなと思う。予定にはなかったであろう劇団ひとりの「安倍総理にもアドバイスしてほしい」というぶっこみに田中は戸惑いながらも「一回、何も用意せずにカメラの前に出てみたほうが良い」と対応したのだ。これができてしまうと対象は誰でも(きっと人でなくても)対応できてしまうに違いない。