FODプレミアム『グルメの迷宮』は食との向き合い方=生きることについての話である

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マキタスポーツとダイノジ・大谷のおしゃべりに圧倒されてしまった。少しの沈黙も許さず、かと言ってムダの無い、非常に美しい言葉の掛け合い。それを「トーク」と呼ばずに「おしゃべり」と言いたいのはそれらがカップラーメンやらコロッケやらシュウマイ弁当といった大衆に馴染み深いグルメについての話だからだろうか。FODプレミアムで配信されている『グルメの迷宮』が面白い。

 

『グルメの迷宮』は、毎週月~木曜日13時から大谷ノブ彦がメインパーソナリティを務めているニッポン放送のラジオ番組『大谷ノブ彦 キキマス!』内の火曜日のコーナーから派生した企画。「10分どん兵衛」を発案したマキタスポーツと大谷ノブ彦(ダイノジ)のふたりが、日常のグルメに潜む「謎」について、熱い2ショットトークを展開する新感覚グルメバラエティ番組です。

 

『グルメの迷宮』概要より

 

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コロッケひとつ取ってみても、商店街の肉屋のコロッケを必ず2個買い、1個は帰り道に食べ、もう1個は一旦置いておき翌朝少しヘナったそれと熱いお茶を一緒に頂くのが好きな大谷とコロッケそば用に甘みを省いたそば専用コロッケを作るマキタスポーツといった具合で、その対象と真剣に向き合わなければ出てこないエピソードがポンポンと飛び出す。コロッケの美味しさを伝える、などという次元をとっくに超えていて、彼らが見せてくれるのは向き合い方、対峙の仕方である。

 

また、大谷は「甘み」を重要視し、マキタは「汁」にこだわる、といった各々の色を見せてくれるのも良い。そういった好みの違いによる対立構造がありながら基本的にはお互いを認め、好きな天ぷらは「イカ」で合意する辺りには爽快感すら覚える。

 

これは決して食に限った話ではないのだと思う。何に対してもまず向き合う気持ちを持たなければ始まらない。そしてその向き合い方は人それぞれ。みんなちがって、みんないい。他者を認め、各々の向き合い方で、各々の最適解を導き出す。マキタスポーツとダイノジ・大谷の「食」に対する熱量が凄まじいがためについつい思考が「生きること」「人生」といった大きなところに飛躍してしまう。

 

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