【感想】電気ネズミとチーズ泥棒(2020/07/20)/テレビ東京

f:id:haranomachi:20200726170318j:plain

7月20日にテレビ東京で放送された「電気ネズミとチーズ泥棒」が面白かった。賞レース以外のテレビバラエティで久しぶりにワクワクした気がする。

 

この「電気ネズミとチーズ泥棒」、どういう番組かと言うと、四輪走行のドローン(おそらくコレ)を使って芸能人のお宅に隠されたチーズを探すという内容。芸能人のお宅の近くにハイエースを停めて、後ろの席をスタジオ代わりにくっきー!がドローンを操縦。間取り図とドローンの映像とヤモリカメラ(チーズを撮影した静止画のヒント)を頼りにチーズを探していく。

 

スポンサーリンク

 

 

家の中のちょっとした段差にはドローンが超えられるように板が敷かれていたり、別の階に行きたい場合はワープ(家主が手で運んでくれるアナログさがまた良い!)が使えたり、探しているときにグーニーズのテーマが流れたり、知らない場所を探索する冒険的な要素、ゲーム的な要素が盛り込まれている。しかし、それが番組の主要素だと思わせておいて、実は新手のお宅拝見番組になっているところが面白い。ドローンの低い位置から見上げるように映される芸能人宅の家具や電化製品のアングルが新しい。

 

また、くっきー!が操縦しながらリアクションしたりツッコんだりすることでテンポを生んでいるのが良い。ギターとトレーニング器具から家主を長渕剛だと予想するボケが好き。そしてこれは制作陣も予想していなかったことだと思うが、ドローンが振り返って(カメラの角度を変えて)そこにチーズが映ってるとなぜか笑ってしまうという小さな発見もあって素晴らしかった。

 

番組プロデューサーには「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の上出遼平氏の名前が。思えば「ハイパーハードボイルドグルメリポート」も食という要素を使いながら、実は食べている人たちの生活を見せているではないか。今回もドローンでのチーズ探しという要素を使って、芸能人宅を見せている。この、ある要素を使ってその背景を見せるという手法が上出遼平流なのだろうか。とてもワクワクする。

 

▼「ハイパーハードボイルドグルメリポート」を観る

NetflixAmazonParavi