映画「感染家族」感想メモ

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「感染家族」を観たので感想のメモです。メモなので箇条書きレベル。ネタバレになると思うので観てない方はご注意を。

 

 

あらすじ、出演者などは公式ページをどうぞ。

 

ゾンビ映画としての新しさと物足りなさという点で感想を書いていきます。

 

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ゾンビ映画としての新しさ

 

感染すると(精力的な意味で)若返るという設定は新しいなと思いました。この効果を目当てに噛まれに来る人たちが殺到するくだりは単純に面白い。

 

また、パク・イナン演じるマンドクがゾンビウイルスの免疫を持っていて、このマンドクが感染者を噛むことによってゾンビだった人が正常に戻るっていうのも観たことがない気がします。

 

ゾンビ映画としての物足りなさ

 

物足りなさというよりは矛盾を感じるところです。ゾンビものは形式美みたいなところがあるので、そこに矛盾があるとなんとなく冷めてしまう。

 

ゾンビウイルスの感染源となるのはチョン・ガラム演じるチョンビなのだけれど、チョンビには基本的に人間を食べるという欲望が備わっておらず、若返りたい人たちを噛むときには腕にケチャップをかけて味付けをしないと噛まない。けれど、一番最初にマンドクの頭を噛むんですよね。ここに矛盾を感じる。

 

また、ゾンビは人間の脳を食べるというところからチョンビは形の似ているキャベツを好んで食べるというのもムリがある。

 

最後に、チョンビがヘゴルの名前を呼んだことによって他の感染者たちに襲われるのだけれど、感染者にとって「言葉を発する」=「生きた人間」だとすると、その前の段階でチョンビの匂いをまとえば感染者たちに気づかれないというシーンも説得力が無くなってしまう気がする。

 

そんなわけで、ゾンビ映画としての新しさは感じるものの、全体的に矛盾を感じる設定で物足りなかったなと思います。ヘゴル役のイ・スギョンはかわいいです。