2019年5月13日~5月19日の報告

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相変わらず千鳥の番組とドラマを観て、少し料理をして、仕事をして、眠る、という生活を続けている。

 

火曜22時に放送中のTBSドラマ「わたし、定時で帰ります。」のデザイナー・真希ちゃんが話のメインになる回を待っているだけれど一向にやってくる気配はない。真希ちゃんを演じている佐々木史帆という女優がなんとも良いのだ。目が離せない。少しのセリフに聞き耳を立ててしまう。

 

 

この「わたし、定時で帰ります。」というドラマは効率よく仕事をして、定時で上がり、会社近くの中華料理屋でビールと小籠包を楽しむ主人公の物語だけれど、詰まる所それは人生に置いて何に重きを置くかというお話である。仕事なのか、プライベートなのか。その価値観は恋人と共通なのか、違うのか。

 

定時で上がるとか残業とか聞くと思い浮かべてしまうのが思い出野郎Aチームのアルバム「夜のすべて」。このアルバムの根底には会社員が自分のプライベートをどう大切にしていくかというテーマがあるような気がする。「ダンスに間に合う」はその日どんなことがあってもダンスにさえ間に合えばチャラになる気がするという曲だし、「月曜日」は週末の思い出を胸に月曜日をやり過ごす歌だ。

 

 

休日の使い方が劇的に下手な僕はわた定にも思い出野郎Aチームにも大いに刺激をもらっている。次の週末こそは最高の週末にしよう、と思いながらいつまで経ってもできずにいるのだ。

 

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先週の「相席食堂」は千鳥がいかに笑いになる部分を探すためにVTRを凝視しているかを強く感じた。VTRの中で山田菜々がヤギに餌をやるシーンで、引っ張るだけ引っ張って何も起こらず、たまらずVTRを止めたノブに対し大悟が言ったのだ。

 

大悟 まあまあ、分からんか、お前には、今のが。
ノブ 何なん? 何してた?
大悟 ……トロンボーン。
ノブ ハハハハ!
大悟 聴こえてた?
ノブ めちゃめちゃ聴こえてた!
大悟 今はトロンボーンを聞かせたかったのよ。だからあんなとこで強いボケとかハプニングが来ると誰もトロンボーン聞けなくなるやろ。

 

 

確かにVTRの途中からトロンボーンの音が流れていた。それに瞬時に2人が気付いているのがすごい。何も起こらないことをツッコむのではまだ足りず、バックに流れている音楽を聞かせたいがために何も起こしちゃダメなのよ、というイジり方。何も起こらないことですら千鳥にかかると何かが起こっている。天才。

 

週末は映画「あの日々の話」と劇団かもめんたる「宇宙人はクラゲが嫌い」を観てきた。

 

 

関連記事:玉田真也監督作「あの日々の話」感想~物語が終わっても登場人物たちが生き続けるという玉田真也の魔力~

 

「あの日々の話」については上の記事で書いたので割愛。劇団かもめんたる「宇宙人はクラゲが嫌い」、面白かった。「ピンクスカイ」「市民プールにピラニアが出た!!」と比べるとややテーマに重きを置いた印象。とは言いつつ、う大による底意地の悪い他人への視線は健在。「姿形は似ているけれど中身が伴っていない他者への苛立ち」というテーマで物語は進んでいくが突き詰めていくとそれは自己への嫌悪にも通じているという構成が見事だった。

 

そんな中でやはり視点を強制的に奪っていったのはう大の相方である槙尾ユウスケという怪物。今回の役どころは何かと「屁」にこだわる地元の先輩。最初はギャグ要素としての「屁」だと思っていたものが実はシリアスなトラウマであえて普段の生活に「屁」を散りばめることで克服しようとしている行動だったと知ったときの衝撃。

 

それにしても劇団かもめんたるの舞台で放たれるセリフの唯一無二な感じにいつも驚かされる。知っている単語の集合が知らない文章になっている爽快感。

 

言いたくもない「おはようございます」言ってさ。

 

あー、久しぶりに擬死したわ。

 

ゴミ袋の三角のところに溜まった茶色い液体をさ、パクっと。

 

こういったセリフを聞くために観に行ってるのかもしれない。

※セリフはうろ覚えです

 

 

友人から聞いたのですが豆苗って根っこの部分を水に浸けておくと生えてきて2回目が食べられるんですってね。