2019年5月6日~5月12日の報告

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寝ても覚めても千鳥ばかり観ている。M-1グランプリ2003でブルブルと震えながら「これが最後のテレビになるのかなー」(大悟)、「どうにか時間がショートしたらもう1本(漫才を)したい」(ノブ)と言っていた2人はもういない。今や誰と、どんな状況に置かれても企画として成立させてしまう大化物(千鳥のお家芸である「大(おお)」を使わせてください)となってしまった。

 

特にここ最近お気に入りなのは「千鳥のロコスタ」である。

 

 

千鳥が日本全国のローカルスターにその土地特有の場所や食べ物でもてなされるという番組。いわゆる全国区のタレントでもなく、素人でもない、そんなローカルスターはもしかしたらテレビバラエティーにおいて扱うのが一番むずかしい人種なのかもしれない。そんなことを感じたのはジェームス英樹や麦わらのアッキー、キューティエリー・ザ・エヒメといったローカルスターたちがことごとく自分の持ちネタを自分のペースで放り込んでくる様子を目の当たりにしてきたからだ。しかし千鳥はそれらの悪送球を見事にミットに収めていく。ノブが持ち前のデリカシーの無さでローカルスターたちの間の悪さやセンスの無さをざくざくと切り刻んだかと思うと大悟が「あなたの面白い部分はそこじゃない」とばかりに彼らの面白い部分をいじってみせる。それが決してイジメの構図にならないのはいじられた本人が笑ってしまうほどの言葉のチョイスとさりげないフォローがあるためだろう。

 

そしてもうひとつ。「相席食堂」は外せない。この番組ではときどき千鳥の2人が本気で爆笑する様子を観ることができる。想像でしかないが岡山の高校で同級生だった頃もこんなにふうに笑い合っていたのではないかと思う。

 

 

スギちゃんの「ワイルドだろぉ?」の言い方がちょっと変だっただけで3回VTRを止めて爆笑し、最終的には「もうワールド・ウォーやん。一番あかんこと言うてるやん」まで発展したときにはちょっとした感動を覚えたほどだ。

 

ウェブで観ることができる千鳥のコンテンツをまとめた記事があるので参考までにどうぞ。

 

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バラエティー以外ではドラマをよく観ている。今期は「わたし、定時で帰ります。」「俺のスカート、どこ行った?」、そしてなんと言っても「きのう何食べた?」が面白い。オープニングテーマのOAU「帰り道」がまた最高である。どこかで聞いたことがある歌声だなと思って調べてみたらその声はTOSHI-LOWであり、OAUのメンバーにはBRAHMANの全員が含まれていることを知った。

 

 

「きのう何食べた?」は登場するキャラクターの可愛げ、扱うテーマへの真面目かつコミカルなアプローチ、シロさん(西島秀俊)の心の声を多用することでグイグイ引き込ませるストーリー展開もさることながら、個人的にはタイミングよく料理に興味を持ち始めたこともあってなんだかいろんな視点で楽しめている。

 

 

たしか第1話に「料理はやっかいな案件をひとつ片付けたときのような充実感を得られる」みたいなシロさんのセリフがあったと思うが本当にうなずける。