私の趣味のひとつに演劇鑑賞があります。
2017年夏は面白そうな舞台が多いのでメモとして書いておきます。
演劇・舞台 〜2017 summer〜
MONO「きゅうりの花」
私が生まれて初めて小劇場というところで舞台を観たのが京都で活動する劇団、MONOの「きゅうりの花」でした。
当時のチラシがこちらです。
その「きゅうりの花」がこの夏、再演します。感慨深い……。正確に言うと初演は1998年で、私が観たのが再演の2002年。今回は再々演ということになります。
過疎化の進んだ下河部町
かつてはきゅうりの産地として知られたのに
現在もそこで暮らす彼らは考えている
一体どうすれば町は盛り上がるのか?
(中略)
過疎の山村を舞台にした青年会コメディー
引用:2002年再演時のチラシより
MONOは人間のズルさや切なさ、悲哀といったテーマを描くことが多いですが、軽妙な会話によってそういった負の要素を滑稽さに変換する作風が魅力です。
今作では拙者ムニエルの加藤啓、猫のホテルの千葉雅子といった場数を多く踏んできた俳優たちを客演に迎え、どのような再々演になるのか楽しみです。
チケット情報はこちらからどうぞ。
ままごと「わたしの星」
劇作家・演出家の柴幸男の作品を上演する団体として旗揚げされたままごとの「わたしの星」。こちらも2014年の作品の再演です。
実は私自身もまだよく知らないところが多い劇団(ユニット?)なのですが、ままごとの代表作である「わが星」という作品を2015年6月に一度観る機会がありました。
このままごとの作品は登場人物のセリフや行動だけでなく、音、ダンス、ラップなどいろいろなものを物語の展開に使います。
「わが星」も「わたしの星」もままごとのオフィシャルサイトにて戯曲が公開されていますが、それを読んだだけではどんな物語なのかイメージすることが難しいのは、セリフと行動以外の要素が台本に起こされていて、その部分をうまくイメージできないからかなと考えています。
逆に言えば、舞台で上演されて初めて物語として成立するということです。これ以上の演劇作品はない、と言っても過言ではないと思います。
「わたしの星」はオーディションで選ばれた高校生のみが出演する作品とのこと。プロではない高校生たちがプロの劇作家・演出家によってどのような舞台を作り上げるのでしょうか。
チケット情報はこちら。
ハイバイ「ハイバイ、もよおす」
私はこのハイバイという劇団の公演をまだ一度も観たことがありません。
ハイバイの主催である岩井秀人は様々な映像作品に俳優として出演しており、その俳優・岩井秀人がすごく魅力的なので、いつかはハイバイを観たいと思っていました。
初めて岩井秀人を観たのはもしかしたら「ゴッドタン」のキス我慢選手権だったかもしれません。それから「桐島、部活やめるってよ」の映画部顧問役、「リバースエッジ大川端探偵社」での風俗嬢と結婚する男役なんかもすごく印象に残っています。
今年の7月末から8月かけて行われる公演「ハイバイ、もよおす」では番外編のような形でこれまでの3〜40分の中編をいくつか観ることができるようです。初めてのハイバイなのでもしかしたら入り口としてピッタリな公演かもしれません。
公演詳細はこちら。