大宅壮一文庫がクラウドファンディングで存続資金を募集

あらゆる年代の雑誌を所蔵する大宅壮一文庫が資金難のためクラウドファンディングのReadyforで資金を募集しています。

readyfor.jp

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大宅壮一文庫はその名前の通り、評論家の大宅壮一の雑誌コレクションを引き継ぐ形で生まれた日本で初めての雑誌図書館です。

 

明治、大正から平成までの貴重な雑誌を揃えている大宅壮一文庫。歴史的に価値のある雑誌から、芸能人のグラビアが中心の雑誌、喫茶店や美容室の待合室でおなじみの女性週刊誌までが所蔵されており、時代の瞬間的な魅力を感じることができます。

 

引用:大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館(雑誌の図書館 大宅壮一文庫事務局 鴨志田浩) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

 

僕も一度利用したことがあります。そのときは「エレキコミック」に関する記事を集めたくて大宅壮一文庫に行きました。利用方法はこちら

 

1階受付で入館料の300円を支払い、大宅壮一文庫の雑誌記事索引検索データベース、Web OYA-bunkoでキーワード検索。「閲覧・複写申込書」に氏名・雑誌名・発行日・ページを記入して2階資料閲覧室で該当の資料を閲覧します。1回の入館手続きで10冊まで閲覧できます。コピーしたいページは申し込みをすれば有料でコピーも可。

 

そんな大宅壮一文庫ですが、インターネットの普及により直接の利用者が減少。クラウドファンディングでの資金調達に踏み切ったようです。

 

購入できるリターンは3,000円、10,000円、30,000円、50,000円、100,000円の5種類。HPへの名前の掲載や入館料の無料待遇などのリターンがあるようですが、中でも50,000円、100,000円のリターンにある大宅壮一文庫の裏側ツアーが面白そうですね。

 

普段入ることの出来ない78万冊の雑誌が残されている裏側を鴨志田がご案内します(事前予約制・日程の調整を別途行います)

 

リターンの募集は6月30日まで行われているようですが5月20日現在ですでに目標金額の500万円の91%の支援が集まっています。

 

興味がある方は急いでリターンの購入を!