ライターのヨッピー氏がテキストサイト同窓会を開催していました。
「テキストサイトって何?」って人も読んでみてください。面白いから。
その昔、インターネットが普及しはじめた1990年代後半くらい、まだスマホもブログも無い時代に「テキスト」つまりは「文章」で自分の日常を綴る「テキストサイト」と呼ばれるサイト群がネット上に勃興、その代表格である侍魂はネット人口が今より極端に少ないあの時代ですら一日に20万PVを稼ぐなどネット上で人気を博したのであります。
この記事を読んでテキストサイトを読んでいた大学生時代を思い出しました。
登場するほとんどのサイトを知っていましたが、僕がテキストサイトを読み始めたときにはすでに有名だった印象があります。自分が読み始めた15年くらい前にすでに読み切れないほどの日記を書いていた「一流ホームページ」や「ろじっくぱらだいす」が今もなお運営中ってことが驚きでしたね。
同時に思い出したのは記事には登場していないけれど自分が熱心に読んでいたサイトのことでした。
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読んでいたテキストサイトをいくつか紹介します
ネットで検索して調べたらなんだかシラケてしまう気がするので記憶を頼りに書いていきます。間違った情報だったらごめんなさい。
メガネバリヤー
関西の方に住んでいた洋楽好きのお兄ちゃんの日記、という印象のサイトです。たしか「ぢるちさん」という管理人だったような気がします。メガネバリヤーの影響でweezerを聴き始めたということは強く記憶に残っています。また、関西の芸人にも詳しくて、ちょうどM-1が始まったころに笑い飯や千鳥のことをよく書いていた気がします。
流れてゐるのでありました
僕がインターネット上でもっとも文章が上手いと思う管理人さんのサイトです。日常を綴っているだけなのに、なんだか小説を読んでいるような気にさせてくれる文章でした。良いもの読んだ感を与えてもらいました。管理人の方のお名前は失念してしまいました。
先生!
当時、高校生だった管理人の方が書いていた短文系の日記サイトです。ワタナベさんだったと思います。毎日更新される短い日記で、着眼点や切り口が面白かったことを覚えています。Twitterの感覚に近いサイトだったと思います。
テキストサイトの魅力とは?
なんであの頃、夢中でテキストサイトを読んでいたんだろう?
と、考えてみたんですけど、誰かがちゃんと生活しているんだってことをテキストサイトに感じていたような気がします。ありきたりだけれど生活って楽しいことはちょっとだけで、辛いことのほうが圧倒的に多いじゃないですか。
そんなときにインターネット上で日記がちゃんと毎日更新されているのを見ると、「ああ、自分以外にもちゃんと生活してる人がいるんだ」ってことを実感できたんだと思います。
その「更新されてる=生活してる」っていうのは本やテレビじゃ感じることができなかった。日記っていう形が大切だったんだと思います。