ラジオのスペシャルウィーク(聴取率調査週間)が始まりましたね。
2016年12月15日27時〜28時30分に放送された「ニューヨークのオールナイトニッポン0」には急遽キングコング・西野亮廣がゲスト出演しました。
当初、スペシャルウィークのゲストにはNON STYLE・石田明が出演する予定でした。その出演が無くなり、直前の番組(ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン)にゲスト出演していた西野にニューヨークの2人が「出てくださいよ」とお願いしたことが経緯のようです。
オープニングの20分くらいの出演でしたが、西野のお笑いだけにとどまらない活動の理由をニューヨークの2人がうまく引き出していて濃い内容でした。
放送の中で、後輩であるニューヨークの先輩・西野に対する振る舞い方がすごく面白かった。要は小馬鹿にしてる感じです。いくつか象徴的な発言を引用します。
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ニューヨークの西野に対する発言
「いつもなんか片手に持ってますよね、西野さんって」(屋敷)
コーラを片手に持ってブースに現れた西野に対して、「(コーラを)家から持ってきたんすか?」とイジり出すくだりの中で放たれたひと言です。
「出囃子なってもギリギリまで袖にいないんですよ、なんかそれをかっこええと思ってたっぽくて」(屋敷)
西野が漫才の出番でギリギリまで袖にいないことが多いという指摘をするひと言です。「なんかそれをかっこええと思ってたっぽくて」って部分を付け足しているところがポイント。
「えんとつ飛び出させようとか思わなかったんですか?」(嶋佐)
西野の絵本「えんとつ町のプペル」の話になり、「いくらすか?」「何ページあるんすか?」といった質問の中に「(その絵本)飛び出すんすか?」という屋敷の質問に続いて発せられた嶋佐のひと言。完全に上から目線なところがいいですね。
「西野さんの真逆をやってます、金にならんけどおもろいことやってます、俺らは。」(屋敷)「自分たちはお笑いしかやってないんで」(嶋佐)
西野が絵を描くという活動を始めた理由などを聞き出す流れで、「僕らはどうしたらいいですかね?」「いやラジオやってるんやから売れてるやろ」のような会話の中で出たひと言。「西野は金になるお笑いじゃないことをやっている」と暗に指摘している感じが面白い。
「お笑い以外のことやってるのダサないすか?」(屋敷)
言いづらそうなことをズバッと言ってしまう屋敷、かっこいい。
と、こんな感じでニューヨークが西野をイジりまくる構図で20分があっという間に過ぎていきました。
一般的に考えると失礼にあたることも言葉の選び方や言い方、雰囲気で笑いに変わってしまうところがニューヨークの魅力だなと感じています。(もちろんそれを分かって対応するキングコング・西野も面白い)
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