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映画「聖の青春」の良かったシーンと将棋の持ち時間について

映画

映画「聖の青春」を観てきました。

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少しだけ感想と映画の中で気になった「物」について書こうと思います。多分、直接ネタバレになるようなことはないと思いますが、その辺りに敏感な方は読まずにスルーしてください。

 

どういう作品なのかについては公式ホームページの方が早いと思いますのでこちらから。

弱冠29歳の若さで亡くなった実在の天才棋士・村山聖[さとし](1969~1998)――。難病と闘いながら将棋に全てを懸けた壮絶な生きざまを描く、感動のノンフィクション小説が待望の映画化。

イントロダクション|映画『聖の青春』2016年秋全国ロードショー 

 

「聖の青春」の感想

 

感想、というか良かったシーンがこちらです。

 

 

地方で対局後、村山聖(松山ケンイチ)が羽生善治(東出昌大)を誘い出し地元の居酒屋で飲むシーンがあるんです。

 

ちなみにその日の対局は村山聖の勝ち。

 

羽生善治がその日の対局で悔しさを感じていたこと、そもそも二人のプライベートな趣味が全然合わないこともあってなかなか会話は弾まない。けれど将棋にかける思いの強さは共通していて、その部分をお互いに認め合っていることが伝わってきて、友情とも違う、ライバル特有の関係が描かれていたなと感じました。

 

予告動画にもありますが、そのときの会話です。

 

「羽生さんの見ている海はみんなとは違う」

「でも村山さんとなら、一緒に行けるかもしれない、いつか一緒に行きましょう」

 

 

劇中で気になった「物」

 

映画を観ていて劇中に登場するある「物」が気になりました。

 

それは、染谷将太演じる江川が奨励会のリーグ戦に出ているときに使われていた時計です。

 

その時計は2つの時計がセットになったもので、それぞれの時計の上にボタンが配置されています。自分の一手が終わると自分側のボタンを押す。そうするとおそらく相手側の時計が進み始める、というもの。

 

調べてみたら「対局時計」というものでした。

 

 で、なぜこの対局時計が必要になるのか。それを理解するためには将棋の持ち時間について知る必要があります。僕はよく知らずに映画を観たので気になったんだと思います。

 

将棋の持ち時間とは?

 

将棋の大会によってルールは異なるようなのですが、基本的に将棋には自分と相手にそれぞれ持ち時間というのが決められています。

 

自分の持ち時間は「相手が指し終わった瞬間から自分が指し終わるまで」をカウントしなければいけません。逆を言うと「自分が指し終わった瞬間から相手が指し終わるまで」は自分の持ち時間が減っては困るわけです。

 

そこで上記で紹介した対局時計を使って、自分の持ち時間と相手の持ち時間を交互に計るわけです。

 

そしてもう一つ。映画の中で記録係の人が「持ち時間を使い切りましたので、ここからは一手1分以内でお願いします」みたいなことを言うシーンが出てきます。

 

これは「秒読み」というルールで、こちらのサイトが分かりやすかったので引用させていただきます。

 

「秒読み」のルールの場合は、持ち時間を使いきった以降は「秒読み」で設定した秒数以内で指すことになります。(中略)「秒読み」は毎回リセットされます。例えば、「10秒」で設定したとして、持ち時間を使いきって「秒読み」の将棋になったあとは、自分の手番が来るたびに「10秒」の時間が与えらるということです。

将棋の持ち時間|将棋のルールから覚える初心者向け入門サイト

 

劇中ではこの秒読みによって焦らされる様子も描かれていました。

 

この辺りを知ってから観に行っても違う楽しみ方ができたかなと思います。原作は読んだことがないのですが、おそらく映画では省かれているであろう詳細も書いてあるのかなと予想できますので読んでみたい。